自然環境に恵まれた信濃町で、
とうもろこしのブランドを高める。
長野県信濃町は旧火山に囲まれた
標高700mの高原の町です。
有機質に富んだ火山灰土が堆積しており、
耕しやすく水はけが良いのが特徴。
さらには山々から湧き出る水が豊富で、
昼夜の寒暖差が大きいことや、
霧がかかることが多い高原ならでは
の気候がとうもろこしの美味しさの秘訣です。
日中は太陽の光をふんだんに浴び、
たくさんの栄養を蓄え、
夜の冷え込みで呼吸活動が抑えられるため、
栄養を蓄えた甘いとうもろこしになります。
信濃町とうもろこしの
生産時期
※時期は品種によって異なります。


Movie信濃町とうもろこしの
イメージ映像
道の駅しなの
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長野美術専門学校 学生
信濃町に黄色いとうもろこしを広めたのは
カナダ人の宣教師だった!?
アルフレッドラッセル・ストーン(A.R.ストーン)1926年にカナダからやってきたキリスト教宣教師です。信濃町が農業でうまくいくように黄色いもろこしをクロスバンダムという種を持ってきて広めた人です。
およそ100年前、当時、貧しい土地だったという信濃町の前身、信濃尻村では、「もちもろこし」という甘みが弱く黒い品種が栽培されていました。
ストーンさんは甘みが強く黄色いトウモロコシの種を輸入し栽培方法を広めると缶詰にして販売させ薯らしを豊かにしました。
トウモロコシの栽培が信濃町で盛んになった背景にはこうしたストーンさんの働きがあったのです。今ではストーンさんへの感謝の意を込めた石碑も設置されています。それからおよそ100年。とうもろこしは現在様々な場所で栽培されています。
信濃町のとうもろこしが美昧しいのは
周りに火山があったから!?
甘くて美昧しい信濃町のとうもろこし!信濃町は山々(旧火山の黒姫山・飯綱山・妙高山等)に囲まれ、耕しやすく、水はけの良い火山灰土が堆積しています。火山灰土は野菜を育てるのに適しているの
です。
さらに、山々から湧き出る水、昼夜の寒暖差や霧がかかることが多い高原ならではの気候が美昧しさの秘訣なのです。
デリケートなとうもろこしは
農家を早起きにさせた!?
デリクートなとうもろこしは鮮度が命!!「とうもろこしはお湯を沸かしてから採りにいけ!」といわれるほど!!
とうもろこしは、気温の高い日中に収穫を行うと甘みが落ちてしまうのです。収穫は陽の上る前の朝早くから行われます。わたしたちが甘くて美昧しいとうもろこしが食べられるのは生産者さんの早起きのたまものなのです。
気温が高い場所ではみるみる鮮度が低下して味が落ちるので、輸送の際も冷やして運ぶほど温度管理を徹底して行います。
購入したらすぐに菊でなるべく早めに食べるのがオススメ!!
とうもろこしの毛の本数を数えれば
中の粒の数がわかる!?
トウモロコシのあのひげの正体、じつはトウモロコシのめしべ! 「絹糸(けんし)」とよばれていて、長さは約40センチあります。一つの粒から1本ずつ伸びているので、粒の数とひげの本数は同じになるのです。
では、トウモロコシ1本に、粒はどのくらいあるのでしょう。品種によって違いがありますが、なんと、だいたい600粒!つまり、そこから伸びるひげの本数も、粒の数と同じ600本! ! とうもろこしを食べる時に数えてみては!?
海水浴で上越に向かう人たちが
信濃町のとうもろこしを有名にした!?
信濃町には言わすと知れた「もろこし街道」があります。夏には街道沿いの直売所で地元の高原野菜やトウモロコシが販売され、多くの観光客で賑わいます。
新潟県の上越の海へ向かう通り道に位置するもろこし街道は旅の休憩として利用されるようになり、人々の疲れを癒してきました。
今では高速道路が利用できるようになりましたが、わざわさ高速を降りて県内外からたくさんの人々に愛されています。
そうして世代を超えて信濃町のとうもろこしは有名になったのかもしれません。
